「イズミリコの冒険 」

あんなこと、 こんなこと。

行ってみましょう‼️やさいの花の世界へ

図書館の子どもの本コーナーで何気なく見つけたこの本。

「やさいも野の草花とおなじように花をつけます。」確かに!でも、見たことな~い(泣)。

 

私たちがやさいの花の美しさを知らないのは・・・、「花をさかせるとえいようをとられてしまうので、花がさくまえにとってしまうためです。」

 

私が一番驚いたのはゴボウ。あの真っ黒い姿から想像できない、ピンク色の、ほわっとした花が咲きます。なんと、キクやアザミの仲間です。

 

レタスには小指の爪ほどの黄色い花が咲き、アスパラガスにはオスとメスがあるそうです。秋に真っ赤に熟した実は、つなげて首飾りにしたいぐらいです。

ミツバには花びらが5枚ある米粒ほどの白い花が咲きます。

ホウレンソウも、地味ですが、オカブとメカブがあります。風で花粉を飛ばして受粉させるため、花びらも蜜もないそうです。

すごく合理的!

 

やさいの花の写真と共に、その仲間の写真(同じ科のもの)もみることができます。

オクラはハイビスカスやフヨウと仲間で、並べて見ると、確かに大きな花びらをを持つ姿は似ています。

毎日食べている野菜の見知らぬ姿に、とてもときめきました。

手元に置いて時々眺めたくなる一冊です。

 

◼️「やさいの花」

写真  埴 沙萠(はに しゃぼう)

文    嶋田 泰子(しまだ やすこ)

ポプラ社

 


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